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雪の降る処

ブログ名・雪の降る処 ・此処は「シルバーレイン」に参加している、 雪乃城あやめの何気ない日々を書いてくブログです。 此方のブログに上げられているイラストは『シルバーレイン』の作品として、株式会社トミーウォーカーによって作成されたものです。イラストの使用権は作品を発注した雪乃城あやめに、著作権は作品を制作したイラストレーター様に、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。 無許可での掲載・転載はどうか御遠慮下さい。

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白き山脈に結ばれる絆




 村の依頼も終わり

 その報告へ・・・

 報告が終わり
 
 何が始めるの

囲炉裏を囲んで四人の人物が顔をあわせている

「いやぁー今回も助かりました。里の者では行けぬ場所でしたので」
 満面の笑みを浮かべた老人が執拗にあやめの手を握り話しかけてきた
「・・・いえ、これも約束の内ですから…お構いな・・くっ!」
 あやめは即座に手を離し・・・見えないように背後で手を拭く
 そんな様子を見ながら竜司と小夜子は笑いをかみ殺していた
「・・・それよりも里長さん、報酬なんだがよ!」
「竜司っ!失礼でしょうが!」
脇に手刀で突っこまれ前向きに倒れる竜司を余所に、里長と呼ばれた老人は小夜子を見て
「はっはっは、分かっておりますとも、これが今回の依頼賃ですよ」
 懐から袋を取り出し小夜子の前におこうとするが、勢い良く起き上がった竜司に持っていかれた
「おぉ♪意外に、いたぁーい!」
「だから、あんたって奴は失礼過ぎなのよ!」
今度はグーが飛んでいき、同時に竜司は壁に顔面から突っ込んで行った
そんな二人を半目で見ていたあやめは、里長へ一応謝罪をしていた
「・・・色々とすいません。」
「いやいや、賑やかで愉快ですなぁ」
里長は心底楽しそうにその様子を見ながら、今後の対策の話など話し合いお開きとなったが、里長の手が凍っていたのはきっと自業自得なのだろう
 
里の通りを歩きながら竜司が取り分を分けていた
「ほいっ!これあやめの分な」
  ぽんっと投げられた袋にはいつもよりかなり多く入っていた
「・・・こんなに?」
「遠慮すんな!俺達は十分なほど頂いてるしな、それにもうすぐ・・・あの日だろ?」
 申し訳なさそうなあやめに対して、竜司はにかっと笑いながら言う
「でも、…いいの?」
それでもあやめは食い下がっていると、それを見ていた小夜子が厭きれたように口を開いた
「もぅ、しつこいと嫌われちゃうわよ、いつも世話になってるのは私達なんだから・・・代わりに次もよろしくね」
 そう言われあやめが観念し、袋を握りなおし
「はい、それでは遠慮なく頂きます」
 一礼したあやめは、そのまま竜司たちと別れ歩き出した
 
あやめを見送っていた竜司達だったが、不意に小夜子が疑問を口にした
「そういえばあの日ってなんの事よ?」
 半分驚きながら竜司が小夜子を見た
「な・何よ!?」
「ん~なんでも・・・ってかお前忘れたのか、いつもこの時期にあいつが行く所
?」
 頭の上に疑問符が浮かんでいる小夜子を見て竜司はため息をつきながら
「ったく、水元さんとこだよ!水守の水元さん!!」
「あぁーまだ行ってたのあの子、あれから4年だっけ?」
 なにやら思い当たった小夜子が昔を思い出す
「くらいだろ、あの娘が正式な跡継ぎになったのは・・・」
「だから、今日は奮発したんだね」
「まあな、あの頃のあやめは俺ですら話かけてやれる状態じゃ無かったからな」
「気楽な竜司すら黙らせてたものね、あの頃のあやめは・・・」
 思い出していた小夜子は表情を曇らせた、あれは誰も予想できなかった事で仕方ない事・・・それでも、本人達には理不尽すぎたあの頃
「どこかで、踏ん切りつけないと辛いだけなのにね・・・」
「そうだけどよ・・・着けるにも、きっちりあって話しないといけね。今日は数少ない機会だからな」
 どちらとなくでた深いため息は白く染まり、暗い空から静かに雪が降り出した

二人と別れあやめは装飾店にいた、数々のクシや髪飾りを見ていると一つのクシに目が止まった
「・・・すいません。このクシ頂けませんか?」
奥から出てきた店員に手渡すと、綺麗に包装して渡してくれた
「毎度あり!いつもありがとね」
年配のおばあちゃんだが、元気でにこやかに対応してくれ少し暖かな気持ちになって外へと出た
「今年こそ会えるよね・・・大丈夫だよね・・・きっと」
今日はおねえちゃんの誕生日だものっと小さくつぶやき手元の袋を見る、静かに降り出した雪がゆっくりと落ちて溶けていった
「・・・あの日からもう4年近くも経ったんですよね、お姉ちゃんは元気でしょうか」
 空を見ると雪は本降りになりそうな勢いで降り始め
あの時は、もっと晴れていたと思う
あの時は、なんで泣く事しか出来なかったのかと思う
 そして今向かう先で、今年こそあの人に会うため歩を進めた・・・


 
 
背後: 今回は長くなりましたが、まだ駆け出しといった感じです(汗
    今のあやめがどんな感じで、昔はどんなのか気になって頂けたら成功かと?
    次は、昔の回想が入ります。流れが可笑しくてすいません!
    
 今回あやめが向かう、「水元さん」とは・・・湧き水・泉の管理や分配を任されていた水練忍者の家系。種族関係なく平等に考えているため、同属(人間)からは批判が少なくなかったりします。反面異属同士の水での争いはほぼ皆無でした。
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雪乃城あやめ
性別:
女性
職業:
雪女×真ケルベロスベビー(名・ちび)
趣味:
読書(活字中心で古典的な作品を好む)

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